kramija’s blog

アニメの女の子と現実のオタクの話をします。Twitter:Pasupu_otaku

アニメ三ツ星カラーズ第4話「なつまつり」のことしか考えられなくなってしまいました。

 タイトル通りです。アニメ三ツ星カラーズ第4話「なつまつり」のことしか考えられなくなってしまいました。正確に言うと三ツ星カラーズ第4話「なつまつり」Bパート後半のさっちゃんと結衣の「赤松さーん、だってさ!結衣なのに!」「い、いいのっ!」のことしか考えられなくなってしまいました。月末締め切りのレポートがあるんですが、全く手がつかないのでとりあえずこの感情を文章化して楽になろうという試みです。

 三ツ星カラーズを見ていない人はいないと思うので(それは例えば、君が代を知らない日本人がいないように。)作品紹介などは省略します。第4話B

パートはさっちゃんと琴葉が町の祭りでの結衣の踊りを見物した後結衣の学校のお祭りに遊びに行く話でした。カラーズのメンバーの中で結衣は違う学校に通っているんですよね。習い事とかをしていない場合、小学生の交友関係って普通は同窓で閉じているものだと思うのですが、彼女たちはどういう経緯で知り合ったのでしょう。以前ゆゆ式について書いた時に関係性の非対称性が生む物語の立体感についての話をした気がしますが、三ツ星カラーズについても同じことが言えます。この物語の立体感が最もよく表れているのが第4話「なつまつり」Bパート後半のさっちゃんと結衣の「赤松さーん、だってさ!結衣なのに!」「い、いいのっ!」であると僕は考えるわけです。

ところで、『第4話「なつまつり」Bパート後半のさっちゃんと結衣の「赤松さーん、だってさ!結衣なのに!」「い、いいのっ!」』は少し長すぎるのでこのやり取りに簡潔な名前をつけることにしましょう。そうですね、「色彩」なんてどうでしょうか。いいですね。これにします。

 僕はなぜ色彩のことしか考えられなくなってしまったのでしょうか。

さっちゃんは結衣の小学校で開催されている夏祭りに遊びに来ました。結衣の学校なのですから、もちろん結衣の友達がいます。それはさっちゃんの知らない子たちであり、彼女たちは「赤松さん」という、少しよそよそしい、自分の知らない呼称で結衣を呼びます。友人たちと話す結衣。知らない学校の、知らない校庭で、さっちゃんは何を思ったのでしょう。嫉妬?優越?不安?好奇?あるいは、なにも思わなかったのかもしれません。でも、とにかく、少しだけいたずらっぽい顔をした後に、茶化しながらこう言った。

「赤松さーん、だってさ!結衣なのに!」

カラーズのメンバーを下の名前で呼ぶ結衣は、学校の友人のことを苗字で呼んでいました。学校の友人との、微妙な距離感。このままで良いのでしょうか。もっと仲良くなりたいのでしょうか。きっかけを掴むのは、実に難しい。赤松結衣と、カラーズのリーダー結衣。どっちが本物かなんて、きっと本人にもわからない。やんちゃなメンバーが、赤松結衣を茶化します。

「い、いいのっ!」

 創作は時として現実ではあり得ない純度の感情を精製します。そしてその感情は、角度を変えるたび、様々な色で輝きます。僕はその色彩が、たまらなく好きなのです。